都民芸術フェスティバルのピアノ三重奏の夕べに行ってきました。
ホールは東京文化会館小ホールでした。
出演は
P 菊池洋子
Vn 徳永次男
Vc 毛利伯郎
の3人でした。
プログラムは
ハイドン ピアノ三重奏曲 Hob.XV.27
ラヴェル ピアノ三重奏曲
ブラームス ピアノ三重奏曲第1番
アンコールは2番目に演奏したラヴェルのピアノ三重奏曲の第2楽章でした。
プログラムがピアノ三重奏曲だけというコンサートは初めてというは全くの門外漢ですが昨年秋都民芸術フェスティバルのチラシを初めて見たとき豪華な3人の顔触れに即行こうと決め、チケットは発売初日に確保しました。
3曲とも、今日初めて聴くのか、CDを持っているのか、全く記憶がありません。
プログラムを目で追っても、演奏を耳で聴いてもわかりませんでした。
デュ・プレ&バレンボイム&ズッカーマンのピアノ三重奏曲の何枚か組のCDを持っていますのでブラームスはその中に収録されいたかもしれません。
その程度ですから演奏を評論する知識も経験もありません。
興味深かったのは、18世紀古典派のハイドン、19世紀ロマン派のブラームス、20世紀第1次世界大戦を背景としたラヴェル、音楽の作り、質、訴求するものが全く違います。
今更ですがその違いの大きさを改めて実感しました。
室内楽曲はオーケストラ曲以上に違いが顕著な気がします。
どれが良いとか、どれが優れているとかないと思いますが、ピアノ三重奏曲と同列に並べて終わりでいいのかと思います。
これだけ特徴の違う3曲を一気に演奏する3人も大変だろうなぁと思います。
演奏にも大変満足しました。
特にアンコールは生気に満ち覇気にあふれる素晴らしい演奏でした。
前後の楽章がない分その楽章の特徴が際立った演奏になったのかもしれません。
それ以上に、作曲された時代と背景がとても興味深く感じられたコンサートでした。