上岡敏之指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、みなとみらいホールでした。
プログラムは
マーラー 交響曲第2番「復活」(ソプラノ 森谷真理・メゾソプラノ カトリン・ゲーリング)
コーラスは栗友会、アンコールはありませんでした。
出だしから首を傾げっぱなしの演奏でした。
少なくともマーラーの描いたスコアには全く忠実じゃない演奏でした。
聴きながら「再現芸術ってどこまで許されるんだろう」考えてしまいました。
スコアに完全に忠実であるべきとは露ほども思っていません。
指揮者によって、同じ指揮者でもオケによって、同じ指揮者とオケの組み合わせでも日によって、演奏が違うことが生の醍醐味だと思っています。
僕自身クラシック初心者にミュンシュとカラヤンのブラ1の出だしを聴かせて指揮者でテンポが大きく変わる説明をしたことがあります。
昨日に関して言えば、僕にとっては違和感満載でした。
テンポの変化も、アコーギクも、長いパウゼも、音量の変化も、どれもこれも必然性が感じられず指揮者の意図が全く理解できませんでした。
奇を衒っているとしか思えない演奏でした。
演奏後の万雷の拍手からすると数多くの方には感動の演奏だったのでしょうが僕にはちんぷんかんぷん面白みのな相性が合わない演奏でした。