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Channel: Classic Concert diary
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ブロムシュテット & N響

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ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、NHK交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、サントリーホールでした。

新シーズンの幕開け、今年もオープナーはブロムシュテットでした。

ブロムシュテット、今年はAプロとBプロに登場してベートーヴェンのシンフォニー1番から3番を振ります。
3曲ずつ3年がかりのチクルス?、と思ったら当たっているようです。
バンベルク響との来日を含めて3年がかりのチクルスだそうです。
終わった時にはブロムシュテットは90歳です。

チクルススタートのプログラムは

ベートーヴェン 交響曲第1番
        交響曲第3番「エロイカ」

アンコールはありませんでした。

配置は対向配置でした。
下手から1stVn、Vc、Va、2ndVnと並び1stVnの後ろにCbが並びます。
面白かったのは、コンマスのまろ以外、各パートのTopがみんな上手側に座っています。
特に下手に位置したVcとCbの譜捲りがいつもとの逆なのが違和感を感じましたが珍しい眺めでした。

演奏は、歯切れのいい、若々しさに満ち溢れた演奏でした。
速めのテンポでスッキリと心地よく進んでゆきます。
87歳が降っているとは思えないスピード感です。

ただ、歌うところは歌います。
エロイカの第2楽章は他の楽章とは趣の違いました。
少し遅め、と言ってもブロムシュッテトにしては、であり、他の楽章に比べるとではあるんですがたっぷりとした演奏でした。

1番は12型でしたのでより一層すっきりとして聴こえました。
若き日のベートーヴェンの最初の交響曲を87歳の指揮者が若々しく聴かせてくれたのが印象的でした。

エロイカも同様に若々しいのですが、葬送行進曲にはしっとり感もあり、表情豊かなエロイカでした。

何も加えていなし、何も引いていません。
特別なことはしていないし、奇を衒ってもいません。
不足はありませんが過もありません。
での平凡ではありません。

それがブロムシュットなんだと思います。
とても素晴らしいコンサートでした。
チクルスの進行が楽しみです。

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