Quantcast
Channel: Classic Concert diary
Viewing all articles
Browse latest Browse all 116

ロト & 都響

$
0
0

フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮、東京都交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、東京文化会館でした。

今最も脂がのっている指揮者の一人ロトを初めて聴きました。
プログラムはオールストラヴィンスキー

ペトルーシュカ(1911年版)
火の鳥(1910年版)

アンコールはありませんでした。
どちらも演奏頻度の高い組曲版ではなく初演版に寄っているところにロトのこだわりを感じます。

オケは対向配置、演奏はノンビブラートです。
作曲年代を考えれば自然な取り組みですが対向配置でストラヴィンスキーを聴くのは初めてでした。

ロトのストラヴィンスキー、CDは持っていますが生で聴くのは初めてでした。
CDで耳にしていた特徴がより一層前面に打ち出された演奏でした。
テンポやリズムはオーソドックスですが、スコアの細部にまで光を当てた演奏です。
一つ一つの音が、一つ一つのフレーズがとても新鮮でした。
奇は衒わずオーソドックスでありながら新鮮って言うは易いですが大変なことだと思います
2曲ともに、とても新鮮でとても意義深く聴くことが出来ました。

是非とも定期的に来日して都響を振って欲しい指揮者でした。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 116

Trending Articles