大野和士指揮、東京都交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、東京文化会館でした。
プログラムは
ブラームス ピアノ協奏曲第1番(ソロ シュテファン・ヴラダー)
交響曲第4番
アンコールはピアノソロでリストのコンソレーション第3番でした。
今日のコンサート、オールブラームスでピアノコンチェルトと交響曲第4番は覚えていたのですがコンチェルトが1番か2番か記憶にないので確かめようと都響サイトを見てビックリ!
ソリストが替わっているのをいることを今日知りました。
当初予定のルガンスキーもどんなブラームスを聴かせてくれるのだろうと楽しみだっただけにちょっと残念ではありますがむしろ短期間によくぞヴラダーを確保できたなぁとそっちに感心しました。
都響の事務局も上を下への大騒ぎ、大変だったと思います。
今日の席は最前列の上手側端から2番目の席でした。
コントラバスの主席の山本さんの真ん前の席でした。
最前列に座るのは初めてではありませんがサントリーホールでは下手、オーチャードホールではど真ん中、他のホールでも最前列の上手に座った記憶がありませんので初めてだったかもしれません。
団員がステージにいない間も楽器がステージ上に置きっぱなしです。
しげしげと眺めていて色んな疑問が湧いてきました。
5弦のコントラバスの左右どっちに3弦分のペグが付いているか楽器によって違っていました。
f字孔の形も様々、厚みも大きさも微妙に違います。
そもそも同じパートなのに4弦と5弦が併存しているのも信じがたいですし、弓納持方もジャーマンとフレンチが混在してるのもおかしな話です。
同じパートでこんなにバリエーションが楽器ってコントラバスだけじゃないでしょうか?
最初のピアノコンチェルト、ヴラダーは初めて聴きましたがとっても綺麗な美音の持ち主でした。
流麗な演奏なんですが一方音の分離が良く美音で聴かせてくれるピアノでした。
アンコールにまさかリストを弾くとは思いませんでしたが技巧よりも情緒的なロマン性が前面に出たリストでした。
休憩を挟んで交響曲第4番。
4曲の中でも4番が一番好きで良く聴きます。
隅から隅まで知ってるつもりでしたが新たな発見もあり、充実したとても素晴らしい演奏でした。
特に第2楽章の素晴らしさは特筆ものだと思います。
都響は相変わらず上手です。
どのパートも素晴らしいんですが特に弦楽器群は抜群の素晴らしさだと思います。
今日はコンマスやべっち、トップサイドに山本さんが座る重量級の布陣、Vaも店積さんと鈴木さんのツートップ、2ndは双紙さんが安定してますしケチの付け所がありません。
第4楽章のパッサカリアのエネルギーも素晴らしかったです。
大満足のブラ4でした。
大野さん、都響、ありがとう。