広上淳一指揮、日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、みなとみらいホールでした。
プログラムは
ショパン ピアノ協奏曲第1番(ソロ 小山実稚恵)
ブラームス 交響曲第4番
アンコールはピアノソロでショパンの遺作のワルツ、オケでハンガリー舞曲第1番でした。
有名な曲が2曲、アンコールも入れると4曲のコンサートでしたがケチの付け所がありませんでした。
4曲とも良く知っている曲ですから少しの瑕疵でも聴き逃しませんがそれが全くありませんでした。
一つだけ感じたことは、コンチェルトのピアノの出だしで音が少し割れて雑に聴こえました。
ふと「ピアノに問題があるのかも」と感じました。
アンコールではとてもしっとりと艶やかな響きで始まりコンチェルトで感じたピアノの不安は微塵も感じませんでした。
ショパンの1番のピアノのスタートは比較的大きな音で演奏するオケの中に飛び込んでゆきます。
そのせいで少し雑な音に聞こえたのかもしれません。
その点アンコールはソロですし、まして遺作ですから入り方が全く違ったんだと思います。
今更ながらピアノの響かせ方の違いを目の当たりにしました。
ブラ4。
素晴らしい演奏でした。
メリハリの効いた聴き応えのあるブラームスでした。
広上淳一のフラームは、感情たっぷりでありながら流されることなく、秘湯一つの楽器、音をきちんと響かせながらも流れは失わず、とても素晴らしい演奏でした。
アンコールでは、弾けたハンガリー舞曲で明るく華やかな元気のいい締めくくりでした。
土曜日の夕方開演という、少し気が進まない時間帯のコンサートでしたが大満足のコンサートでした。