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Channel: Classic Concert diary
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小泉和裕 & 神奈川フィル

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小泉和裕指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました。
ホールはみなとみらいホールでした。


2か月ぶりのコンサート、夏枯れの時期ですが例年はフェスタサマーミューザやPMCに行っていました。
PMCは先約があり断念、フェスタサマーミューザは料金に見合うプログラムが見つかりませんでした。
小川典子さんのコンチェルトだけは迷ったのですが新百合ヶ丘は遠すぎました。
2ヶ月間も期間が開いたのは十数年振りだと思います。

プログラムは

ブラームス    交響曲第3番
R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
R・シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 

アンコールはありませんでした。

通常は前後半が逆のプログラムが多いと思います。
この並び順故と思われる面白い光景を目にしました。

ホルン、ブラ3では坂東さんがTopでした。
コンマスも石田さんじゃなく谷さんだしホルンも豊田さんじゃないんだ、と思って聴いていました。
フルートも江川さんじゃなく山田さん、オーボエも古山さんじゃなく鈴木さんでした。

ところが後半は豊田さん登場、坂東さんは1アシに回る豪華な顔ぶれにです。
そしてティルの直前坂東さんは2列目に移動して3番、坂東さんの後にはソプラノクラリネットの奏者が座りました。
坂東さん、1日3曲で3つのポジション、お疲れ様でした。(笑)

江川さんも古山さんも後半から登場し、山田さんも鈴木さんも4番のポジションに座り演奏機会はありませんでした。
ティルの直前お二人とも2番のポジションに移動、坂東さんほどではないまでも木管の目まぐるしいポジション移動、耳だけじゃなく目でも楽しめました。

演奏は、小泉さんですから不満のあろうはずがありません。
申し分なく素晴らしい演奏でした。
プログラムの並びにも納得でした。
決してブラームスがつまらなかったわけではありません。
哀調を帯びるところはしめやかに、1&4楽章は堂々と、メリハリの効いた王道のブラ3でした。
一方後半のR・シュトラウスは生き生きとしてキラキラと輝く精気溢れる煌めくような演奏でした。

聴くたびごとに思いますが神奈川フィルとっても充実していると思います。
でも客席は贔屓目に見ても7割の入り。
聞いたこともない外国人指揮者が振る時のN響より遥かに素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
一生懸命に素晴らしい演奏を聴かせてくれるオケに応えるためにももう少し入ってくれると嬉しんですけどね・・・。
耳目を集める常任指揮者を置くことが一番の早道だと思いますがその気はないのかなぁ・・・。
パーヴォやノットとまでは言いませんが今のままじゃなぁ~。
あーーっ勿体ない。

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