アンドレア・バッティストーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、オペラシティでした。
東フィルの定期、会員になる時オペラシティの会員になったのはサントリー定期では聴けない今日の「ザ・
グレイト」が聴きたかったからです。
プログラムは
ロッシーニ 歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
ロッシーニ 歌劇「チェネレントラ」序曲
ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」序曲
シューベルト 交響曲第8番「ザ・グレイト」
アンコールはありませんでした。
ザ・グレイト、う~ん・・・。
ホルンソロは早めのテンポで主題に入るところでグッと溜めて、ところが金管を加えてフォルテになったところで音が割れます。
僕の席が悪かったのか、ホールのレゾナンスのせいなのか、オケが下手なのか・・。
特にTpが入ると途端に音の響きが荒っぽく、取っ散らかった纏まりのない荒っぽい演奏になります。
バッティストーニの推進力、力強さ、早めのテンポのスピード感、何れに対してもオケは荒っぽさで応えていた気がします。
落ち着きのない、シューベルトの歌心に欠けるザ・グレイトでした。
東フィル、数年に比べて力が落ちてる気がするのは気のせいでしょうか?
前半のロッシーニは、後半とは違ってとっても良く纏まっていました。
3曲とも楽しく聴くことが出来ました。
バッティストーニ、小品を扱わせても上手いのは大物の証ですね。
軽快で楽しさあふれる序曲3曲、スケール感を出そうとして荒っぽさに終始したザ・グレイト、思惑の違いもありましたがそれなりに楽しい一夜でした。