尾高忠明指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、大阪フェスティバルホールでした。
初フェスティバルホール、音響の素晴らしさに感激しました。
フェスティバルホールは東京文化会館と並び僕にとっては聖地です。
フェスティバルホールでコンサートを聴くのが夢でした。
学生時代なら無理すれば聴くことも可能だったのに当時はいつでも聴けると思っていました。
でも社会人になってみると大阪でのコンサートのために休むのも、出張のついでも中々困難でした。
今夜やっとで出張の合間に行くことができました。
国内でのクラシックのLive録音の数多くがフェスティバルホールでの録音です。
愛聴するセル&クリーブランドのLiveもフェスティバルホールです。
今日聴いてみてバランスのいいピュアでクリアな音に驚きました
こと音響に関しては素晴らしいホールでした。
プログラムは
ベートヴェンチクルスの4回目
交響曲第8番
交響曲第7番
アンコールはありませんでした。
久しぶりに聴いた大阪フィル、とっても上手でした。
朝比奈隆の頃は年に1度のサントリーホールでのコンサートは欠かさず聴いていました。
大植英次さんに変わった後も足を運んでいました。
大阪フィルと言うだけで聴いていたのがプログラムで選ぶようになりいつの間にかすっかりご無沙汰をしていました。
演奏は慌てず騒がずスコアに忠実な模範的なベートヴェンでした。
突出したものはありませんがオーソドックスなのにキチンと聴かせるベートヴェンは素晴らしい演奏でした。
尾高さんらしくストライクゾーンのど真ん中、お手本のようなベートヴェンでした。
惜しむらくはObが芯のないヘロヘロの音で下手くそでした。
それ以外はケチの付け所のない王道のベートヴェンを憧れの聖地で聴くことができてとても幸せな一夜でした。