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Channel: Classic Concert diary
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チョン・ミョンフン & 東フィル

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チョン・ミョンフン指揮、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、オーチャードホールでした。

オペラシティの会員ですが20日が大阪出張のため今日に振り替えてもらいました。
来月も九州出張と重なりオーチャードに振り替えました。

2年振りのオーチャードホール、その前も2年空いていました。
大昔、新日フィルがオーチャードホールで定期演奏会をやり前期・後期1回ずつ小澤征爾が定期を振っている間は会員でした。
その頃は毎月東急本店を抜けて通っていたのに今日は久し振りでした。

プログラムは

マーラー 交響曲第9番

アンコールはありませんでした。

プログラムの曲目の解説が酷い内容でした。
「死」をテーマにしてはいますが、自分が死ぬなんて微塵も予想していなかったと思います。
マーラーにとっては突然死だったと思います。
自身の健康状態は9番の作曲に何ら影響を与えていないと思います。
未だにマーラーの死と結び付けてる人がいるんだと呆れてしまいました。

演奏も、チョン・ミョンフンらしく堂々とした「諦念」とか「末期」とか全く縁のない演奏でした。
この潔さもチョン・ミョンフンらしさだと思います。
うじうじぐちゅぐちゅこねくり回した解釈に比べて通ってもすっきりしていて好ましい演奏でした。
オケは16型でしたが2ndも16台、Va14台、Vc12台、Cb10台と弦楽器は一回り大きい規模の編成でした。
狙い通りなのか4楽章の低弦の厚みは素晴らしかったです。

2006年に「同じコンビ」で「同じ曲」を鎌倉芸術会館で聴きました。
その時はリハーサル付きでした。
質問コーナーで「昨日も演奏しているのになぜリハーサルが必要なんですか?」という質問に「ホールによって響きが違うのでその確認と調整のためです」との回答を聞き凄く納得したのを覚えています。

解釈はその時と大きく変わっていませんでした。
コンマスも三浦さんだったような記憶があるのですが定かではありません。


来月はプレトニョフ。
メインのハチャトゥリアンの交響曲は聴いたことが無い曲ですが充実ぶり著しい東フィルですからどんな演奏を聴かせてくれるのか来月も楽しみです。

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