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Channel: Classic Concert diary
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藤岡幸夫 & 都響

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藤岡幸夫指揮、東京都交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、東京文化会館でした。

今年最初のコンサートは都響の「NEW YEAR CONCERT 2018」でした。
チケットは完売とのことで目立った空席もなくホールは満席でした。

プログラムは

ヨハン・シュトラウス供 .錺襯帖崙邱颪離丱蕁
チャイコフスキー     ヴァイオリン協奏曲(ソロ 神尾真由子)
ムソルグスキー=ラヴェル 組曲「展覧会の絵」

アンコールはヨハン・シュトラウス兇離櫂襯「観光列車」でした。

楽しい中にもとても充実したコンサートでした。
都響の素晴らしさ、藤岡さんの素晴らしさ、神尾さんの素晴らしさに満たされたコンサートでした。

神尾さんは胸元までの赤いドレスで膝上まで深くスリットの入ったドレス。
新春を意識したとても華やかで妖艶なドレスでした。
スタイル抜群、とてもママには見えません。

演奏も負けじとゆったりとしたテンポで一音一音が充実した素晴らしいソロでした。
粘るような妖艶さが一層増して感情豊かなチャイコフスキーでした。

展覧会の絵、都響の充実ぶりが素晴らしかったです。
TpのソロもHrのソロも申し分ありません。

藤岡さんの指揮はチャイコフスキー同様少しゆっくり目のテンポでじっくりと進めてゆきます。
ダイナミズムも大きく取りますが大音量になってもピアニシモになっても都響は全く破たんを見せません。
「キエフの大門」は大迫力、充実のエンディングでした。
エンディングでトライアングルの方がビーターを持ち換えていたのにびっくりしました。
Timpの撥のようにトライアングルのビーターも複数の種類を使い分けるんですね。
知らなかったのでびっくりしました。

藤岡さんの指揮は安定してます。
どっしりと構えて、音楽と正面から向き合って、正統派の演奏です。
20年以上前に日フィルでレニングラードを振るのを聴いたのが最初ですがそれ以来変わらぬ姿勢でとても素晴らしい指揮者だと思います。
関西フィルのシェフの仕事が忙しいのか、東京で聴ける機会が少ないのが残念です。

東京でも日フィルだけじゃなく都響も振ってくれるようになると聞ける機会が増えるのではないかと期待が高まります。
今日の演奏を聴くと都響と相性抜群だと思います。
是非東京での演奏頻度を高めて欲しい指揮者です。

今年は出だし方大変に素晴らしいコンサートに巡り合えて良い1年になりそうです。

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