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Channel: Classic Concert diary
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大野和士 & 都響

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大野和士指揮、東京都交響楽団のコンサートにってきました。
ホールは、東京文化会館でした。

シーズン幕開けのコンサート、プログラムは

マーラー 交響曲第3番

アンコールはありませんでした。

都響でマーラーの3番を聴くのはたぶん4回目だと思います。
ベルティーにで1回、インバルで2回です。

4回目のマーラーの3番、少し纏まり欠ける取っ散らかり気味の演奏でした。
特に第1楽章の前半にそれを強く感じました。
いつもの都響の精緻なまとまりが感じられず「あれっ」っと思いました。
矢部コンマスをはじめソロパートの演奏に少し精彩を欠いていたようにも感じました。

第2楽章からは徐々に挽回してきてソリスト、コーラスにも助けられ6楽章は怒涛の大円団でした。
そこまで煽らなくてもと思うほどでした。
特に古川さん率いるVc群の熱演が印象に残りました。
今日は対向配置で下手がVa、上手にVcで、6楽章の終盤の熱演はステージほぼ中央でした。

第4楽章のリリ・パーシキヴィさんのソロは素晴らしかったです。
残響が短いホールの中を音で満たしてくれました。
そして新国立劇場合唱団。
女性25人の構成でしたがビックリするぐらい上手かったです。
その意味では第5楽章の冒頭が今日の白眉でした。
「うめ~ぇ~」と唸ってしまいました。

大野&都響のマーラーの3番、今日はサントリーホールで演奏されます。
響きも変わりますし、何といっても残響が変わります。
2日目ですしきっと今日の不満を解消してくれる素晴らしい演奏を聴かせてくれるのではないかと思います。
聴きに行けないのが残念です。

今月はプログラムの表紙がえらく格好良かったのでチラシとともに。

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